久しぶりです。

川原 号です。

お久しぶりです。最近はめっきり採取に行けてませんw現在論文的なものとそれに関する解析を4題ほどやっており手が回ってない状況です。

本日は今年の春あたりに出した3つの論文的(報文、一例報告×2)なものを紹介でもします。

まず一本、淡海生物に投稿した「オオクチバスによるビワマス稚魚の捕食事例」こちらの研究は、あとで紹介するイモリ玉研究の合間で書いたやつです。この研究は産卵時期や産卵形態からオオクチバスの被害は受けにくいと言われていたビワマスに対する捕食被害としておそらく初の確認となった報告です。ビワマスの当歳魚は冬の間、琵琶湖流入水路等で過す個体がおり、これらの環境には、オオクチバスなどの外来種も冬季の間集まる傾向にあります。これは現段階での考えですが湧水が流れる水路と琵琶湖の水温が関係してるんじゃないかなぁーと考えてます。こちらはオープンアクセスなので誰でも読めると思います。f:id:k48430da3c9:20211017015725j:image研究したい方はどうぞ。

二本目はハペ学会に投稿した「滋賀県甲賀市で確認されたヤマトサンショウウオ捕食被害例」こちらの研究はHynobius属の一種であるヤマトサンショオウウオがアライグマに襲われた可能性がある。と言う一例報告です。こちらは昨年にデータをとっていたんですが、あげる機会がなかったので、今年も軽く被害を調査して出すことにしました(今年は被害が見られなかった)。こちらは余裕があれば来年もチョロっとやる予定。

三本目もハペ学会に投稿した「滋賀県大津市北部で発見したイモリ玉についての報告」こちらの研究は、先行研究がまっっっったくなかったイモリ玉について数回の調査を行い、冬越以外にも繁殖活動の一環ではないか?との結果を示唆した研究です。そもそもイモリ玉ってなんやねん!って話ですよねぇ…イモリ玉は多数のイモリ(100単位とか)が塊になってるものです。上から見たら意外と気付かないものでして、何かしら環境に条件だったり、アイモリンやソデフリンなどのホルモンが関わってきてると思うのですが、なかなか難しい研究です。共同で研究したい方は連絡待ってますwf:id:k48430da3c9:20211017022649j:image

 

現在執筆中のやつは早いもので12月過ぎぐらいに一本、あとは早くても来年になると思います。英語で書かないとダメっぽいので少々お待ちください。